キャスト集合『地獄少女三鼎(みつがなえ)』製作発表会レポート!

 

2008年9月11日(木)、都内にて『地獄少女三鼎(みつがなえ)』の製作発表会が行われた。
『地獄少女』は2005年に第1シリーズの放送がスタートし、深夜枠としては異例の4.8%の高視聴率を記録した人気和風ホラーテイストアニメーション作品。“地獄少女”に依頼すると、憎む相手を地獄に送ってくれる代わりに依頼者もそれ相応の代償を支払わなければならないという斬新なスタイルが話題を呼んだ。本作はアニメーション分野に留まらず、月刊「なかよし」(講談社)でも漫画連載初登場で読者人気投票第1位となり、その後、日本テレビにてTVドラマ化されるなど、幅広い人気を博した。TVアニメの第1、第2シリーズの好評を得て、シリーズ3作目の放送が開始されている。
ここでは、その製作発表会の模様をお伝えしよう。

会場には、赤いライトに照らされた閻魔あいときくりの人形が置かれ、不思議な存在感を漂わせていた。
まずは、『地獄少女』の第1シリーズと第2シリーズのダイジェスト版が上映された。『地獄通信』というホームページで、憎い相手の名前を送ると、地獄少女が現れ呪った相手を地獄に落としてくれる。しかし依頼者もいずれ地獄に堕ちるという代償を払う。その斬新な設定の紹介からはじまり、閻魔あいが地獄少女になった理由、さらにあいがある少年を助けた代わりに自らの肉体を失い、あいの魂は流されていくという第2シリーズの衝撃的なラストまでを上映。それは15分という短い時間でありながら、初めて観る人にも分かりやすい内容だった。
続いて新番組『地獄少女三鼎』のプロモーション映像が上映された。あいの魂は地獄に流されたはずだった。しかし、実態を失った閻魔あいは、少女・ゆずきに憑依した。わら人形の赤い糸が解かれたとき、ゆずきの中から生まれる「地獄少女」。あいは何故彼女を選んだのか……。
このプロモーション映像のあと、わたなべひろし監督と、制作プロデューサーの安倍愛さんが登場した。

──わたなべ監督にお聞きしたいのですが、『地獄少女』が生まれたきっかけをお聞かせください。

わたなべひろし監督(以下 わたなべ):何度か話したこともあるんですが、この世の中を生きていると何かと不条理なことがありますよね。自分は悪くないのに悪者になってしまったり、謀略というと大げさですが、日常生活の中で自分に非がないのに、悪者になることが多くて。これは自分の経験なんですが。そういう時に怒りの感情がわいて来るんですけれども。悪い感情というのはすごいエネルギーを持っていて、現実社会では復讐のために人を殺してしまったりすることもあるんですけれども。そのぐらいエネルギーが出るのならば、それをいい方向に向けられないかと思いまして、このエネルギーでできる!と思って『地獄少女』というタイトルを思いついて企画してみたんですね。

──わたなべさんは、第1シリーズ、第2シリーズは原案という立場でしたが、今回満を持して監督というポジションですが、渡辺さんはどのような『地獄少女』を作っていきたいと思っていらっしゃいますか?

わたなべ:満を持してというと大げさですが、今回はじめてこの作品の監督をやらせていただきますが、どうやら「わたなべカラー」というのがあるそうなので、あまり意識せずに自分の感覚で自然体で作っていきたいと思っています。第1シリーズ、第2シリーズは大森さんが監督をして下さってとてもいい作品を作ってくださったので、すごくプレッシャーがあるんですが、それを感じないようにいきたいと思います。

──安倍さんに伺いたいのですが、『地獄少女』がここまで支持されている理由はどこだと思いますか?

制作プロデューサー・安倍愛さん(以下 安倍):作っている側の方がびっくりしている感じなんですが、閻魔あいというダークなヒロインが新鮮だったのではということと、誰もがみんな思っているもやもやしている想いが作品に出ていて、どの登場人物の立場になっても納得したり、悩んだり、共感するところが新鮮だったのではないかと思います。それから深いドラマでありながら、1話完結というスタイルをとっているので、アニメとして見やすかったのではと思っています。

──今後のビジネス展開をお聞きしたいのですが。

安倍:ビジネス展開と言うよりも野望なんですが。おかげさまで『地獄少女』の第3シリーズができるわけですが、このまま永遠に次のシリーズ、また次のシリーズと続いていけばいいなと思っていますね。本当に『地獄少女』はコミカルな部分もあれば、ホラー的な怖い要素、複雑な人間模様と色々な要素を持っているので、どこを膨らませても成り立つんですよね。設定も、閻魔あいという存在自体にテーマが入っているので、どうやっても『地獄少女』にしてもくずれないんですよ。ゲームにしても映画になってもどこまでも『地獄少女』でいられるという強さを活かした色々な展開をしていきたいなと思っています。

──本作の見どころを一言ずついただけますでしょうか。

わたなべ:第2シリーズが若干大人向けだったので、今回は少し年齢層を下げて中学生ぐらいの視聴者が共感できるように、ゆずきという新しいキャラクターを出して、中学生の学園生活を描きながら、『地獄少女』のドラマを描いていきたいと思います。自分自身も中学生時代を思い出しながら作っていますので、皆さんも思い出していただけると。その時の自分の経験値によって、憎い相手が変わってきたり、大人になってみれば「なんであんなことしたんだろう」と思うようなこともあったりすると思います、そういうことをドラマに盛り込みたいと思っています。楽しみにしていてください。

安倍:わたなべカラーが出ているといいなとおっしゃっていましたが、完全にわたなべカラーです(笑)。今までにないファンタジックな部分も出ていると思いますし、新キャラクターのゆずきも少女特有の移ろう感じが出ていると思うので、その少女像にも酔いしれて欲しいです。またあいとゆずきとの関係の展開も楽しみにしていただきたいと思います。

拍手に包まれて、わたなべ監督と安倍プロデューサーが、退場。そして、『地獄少女』のキャラクターに声を吹き込むキャストたちが、『地獄少女 三鼎』のエンディング曲「いちぬけ」の曲に合わせて入場。閻魔あい役の能登麻美子さん、一目連役の松風雅也さん、骨女役の本田貴子さん、輪入道役の菅生隆之さん、御景ゆずき役の佐藤聡美さん、山童(やまわろ)役の椎名へきるさん、きくり役の酒井香奈子さんが登壇した。

──第3シリーズが決定した時の感想をお聞かせください。また、椎名さん佐藤さんは、新キャラで初登場だと思いますので、その感想をお聞かせください。

閻魔あい役:能登真美子さん(以下 能登):単純に嬉しかったです。まさか3期はないと思っていたので、あったらいいなという望みがかなって、本当に嬉しかったです。

一目連役の松風雅也さん(以下 松風):アニメ作品が多く、人気のないものはどんどん終わっていく昨今、我々『地獄少女』はどれだけ人気があるんだろうと思いました。その分、みなさんの期待の大きさを感じています。

骨女役の本田貴子さん(以下 本田):このメンバーにまた会えることがまず嬉しかったのと、どんな話になるのか今からワクワク感でいっぱいです。

輪入道役の菅生隆之さん(以下 菅生):本当に3期まで続くのはすごいと思いますし、僕自身もこれだけ続くシリーズに参加するのは初めてなので嬉しいです。新しいキャラクターがどんなことをするのか楽しみにしています。

きくり役の酒井香奈子さん(以下 酒井):本当に素直に新しいお話を観ることができるのが嬉しくて、3期でも関われることが嬉しかったです。

山童(やまわろ)役の椎名へきるさん(以下 椎名):はじめて登場します。私は第1シリーズと第2シリーズと拝見していまして、あいちゃんのとんでもないセリフが印象深くて好きで観ていました。人間の傲慢さから来る不条理などの心理描写が魅力的な作品だと思っていますので、この作品に参加できて光栄だと思っています。頑張ります。

御景ゆずき役の佐藤聡美さん(以下 佐藤):私も第1シリーズと第2シリーズを観てきていましたので、第3シリーズに参加できることが夢みたいに驚いています。オーディションを受けた時に、ゆずき役が自分にしっくりきて、とてもやりたいと思っていました。すごく嬉しかったです。よろしくお願いいたします。

──では、キャラクターを演じる上で気を付けているところなどお聞かせください。

佐藤:『地獄少女』の世界観を壊さないことと、ゆずきが入っていったことで、新しい風を吹かせることができたらいいなと思っています。ゆずきは大人しくて自己主張しない女の子なんですが、普通のかわいい部分も出せればと思います。

椎名:この世界観があるので、わら人形チームにまず馴染むということと、山童は謎な部分が多いので、これから作っていかないといけないと思っています。人間ではない妖怪として世界をどう見ているのかを気を付けながらやっていきたいと思っています。

酒井:きくりはどんなにストーリーがシリアスになっていても、一人だけ別の世界でやんちゃをしているので、ストーリーが重くなっていても、その瞬間クスリと笑ってもらえたらいいなと思っていますので、素直にきくりの気持ちを考えて笑わせるというよりも、子供の気持ちに返って楽しみたいと思っています。

菅生:これまでのシリーズのキャラを維持していきたいと思っています。僕だけ年長者なので、大人の魅力というか、茶目っ気とか色気が出せればいいなと思っています。

本田:『三鼎』の収録を何度かやったんですが、またこれまでと違う雰囲気があって、とても面白い作品になっています。また新しい風を演じられるかプレッシャーを感じつつ、頑張ってやっていこうと思っています。

松風:裁き側の妖怪なので余裕を持ってやりたいなと思っています。ただ第3シリーズも完全懲悪ともいえないムードが既に漂っておりまして、そういった意味では新しい立ち位置をしっかりと見つけてやりたいと思っています。

能登:あいは、基本的にセリフがほとんど変わることがないのですが、1回1回ゲストが作ってくれる雰囲気とか、他のキャストさんが作ってくれる空気に毎回馴染んでいくようにあいをやれたらと思っています。

──『地獄少女』放送を楽しみにしているファンの方へ一言お願いします。

能登:とにかくご覧になって頂きたいと思います。よりパワーアップしたこの作品を一人でも多く見ていただきたいと思います。

松風:確実にパワーアップしています。色々な意味で心に残る作品になっていますので、ぜひ見て楽しんでいただければと思います。

本田:キャスト、スタッフ一同頑張って作って参りますので、本当に楽しみにしていてください。

菅生:この第3シリーズというのは、何本か録ったのですが、せつないというか思春期というか。大人から見れば「早まるなよ」というようなことを彼らは地獄に堕ちると分かりながら、それが一番正しい決断と思って進んでいくという話がたくさんありまして。本当に作者の非道を感じますが。一度ならず二度読んで、僕らも若い頃を思い出してたまらない気持ちになっています。ぜひ観てください。

酒井:本当に毎週台本をいただくのが楽しみで。きっと今心待ちにしてくれているファンの方も同じように楽しみにしていただける作品だと思いますので、ぜひ待っていて欲しいと思います。

椎名:ひとりでも多くの人に楽しんでいただけるように、素敵なスタッフと共演者と盛り上げていきたいと思いますので、最初から最後までご覧になってください。

佐藤:今回の『三鼎』は10代の女の子たちが巻き起こす物語が中心になるのですが、中学三年生という不安定な時期に彼女たちが何を思っているのか、それを観る同じ年代の方々がどんなことを思ってくれるのか楽しみです。私も毎週の展開を楽しみにしています。皆さんも1話1話目を離さず観ていただければと思います。

ここで、キャストのみなさんが拍手に送られ退場した。
そして、『地獄少女三鼎』のオープニングテーマ「月華-tsukihana-」を歌う北出奈菜さんが登場した。北出さんは、かわいいゴシックロリータ調の服装だ。

──『地獄少女』はご存じでしたか?

北出奈菜(以下 北出):実は知らなくて。私は世の中の情報にうといものですから。でも、北出奈菜として『地獄少女』を知らなかったのはちょっといけなかったなと思っています。

──オープニングテーマに決定した時の感想は?

北出:まず「地獄」と「少女」という組み合わせが、真逆のものじゃないですか。私はゴシック&ロリータのファッションをすることが多いのですが、その組み合わせというのに、すごく近いなと思いました。ダークな世界観を表現しているアニメということで、とても必然性を感じて、歌えることを嬉しいと思いました。

──ファンの皆さんへ一言お願いいたします。

北出:この「月華-tsukihana-」はダークな内容を歌っているんですが、ダークなだけではなく、そこから何かを感じとってくれるのかなと思っているんですね。アニメと一体になって、明日また力強く生きて行こうという糧になるようなアニメであり、オープニングテーマになればいいなと思っています。楽しんで観て聴いていただけたらと思います。

ここで北出さんは退場した。
今後も新たな展開が予定されている『地獄少女』。その紹介が行われた。
携帯サイト『魔法のiらんど』の協力タイアップが実現。ケータイ小説家のSINKA(シンカ)さんに小説を書いていただくのだが、ユーザー参加型の企画として作品が完成する予定だ。この小説は、「別冊なかよし」にてコミック化が決定している。

また、渋谷PARCOの地下1階の「ロゴスギャラリー」で、「地獄少女~憂鬱美術展~」が10月10日~10月22日まで開催される。パネルの展示他、新作ドールなどの販売、またコミック『地獄少女』を描いている永遠(えとう)幸先生のサイン会なども予定。

さらにテレビ放送と連動した「BIGLOBE」にてネット配信も実施することも決定した。本編映像を独占的に配信し、解くに放送後の1週間は無料としている。また特別ページなども開設されるという。ケータイでも配信する予定だ。

本放送ともに様々なイベントなどの展開にも注目が集まる『地獄少女』の第3シリーズに期待しよう。

【放送情報】
TOKYO MX:毎週土曜17:00~(リピート放送:毎週水曜23:30~)
MBS毎日放送:毎週土曜26:25~
TVQ九州放送:毎週水曜25:38~
中部日本放送:毎週木曜26:00~
10/22よりアニマックスにて毎週水曜18:30~(リピート放送:毎週水曜22:30~、毎週木曜7:30)
BIGLOBE:毎週火曜00:00~1週間無料PC配信

【STORY】
午前0時にだけアクセスできる「地獄通信」。
ここに晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に墜としてくれる……。
子供たちの間で広がった都市伝説のような噂だったが、実は本当の事だったのだ。
彼女の名前は、閻魔あい。
普段は目立たない少女が怨みの感情に共鳴した時、彼女は地獄少女に変身する!
…だがそこには伝説には語られていない。少女との契約があった。

「人を呪わば穴二つ。相手を地獄に送る代わりに
あなたの魂も死後地獄に行く事になるわ、
それでもいいの?」

【STAFF】
原案・監督:わたなべひろし
原作:地獄少女プロジェクト
シリーズ構成:金巻兼一
キャラクターデザイン:岡真里子

【CAST】
閻魔あい(えんまあい):能登麻美子
一目連(いちもくれん):松風雅也 
骨女(ほねおんな):本田貴子
輪入道(わにゅうどう):菅生隆之
御景ゆずき(みかげゆずき):佐藤聡美
山童(やまわろ):椎名へきる
きくり:酒井香奈子

【関連リンク】
『地獄少女 三鼎(みつがなえ)』公式サイト:http://www.jigokushoujo.com/

©地獄少女プロジェクト/三鼎製作委員会

 

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