神山健治とI.G石川光久が、 神山が手がけたテレビシリーズ第1話を上映生コメンタリー

 

『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』が東京アニメアワード2017のオープニング上映作品として選ばれ、本作の監督である神山健治が3月10日に開催されるオープニングセレモニーとオープニング上映にゲストとして登場。また11日には、【神山祭inTAAF2017】と題しまして、TVシリーズ「攻殻機動隊S.A.C.」「精霊の守り人」「東のエデン」の第1話上映と『ひるね姫』のスピンオフ、Hulu オリジナル短編「エンシェンと魔法のタブレット」の劇場初上映が神山監督と石川光久(Production I.G社長)の生コメンタリー付きで行われた。

 

3月10日(金)に開催された『ひるね姫』上映会付きイベントでは、上映後に神山健治監督が登場しました。
たくさんのファンの拍手で舞台上に迎えられた監督は、
★「ひるね姫」を作るにあたって
自分ではこれまでの作品と変わらないつもりだが、少しだけ徐々に変わってきた部分があって、それがここ10年位で顕著に感じられたのは震災の時。物語の中で物事を解決しても現実で起きている問題は変わらないことに気づき、価値観が大きく変わった。平和が続いているからこそ僕は問題を提起する作品を作っていたが震災を経た今は、何もなかったことが得難いことだった。という心理の変化があったのが影響しているかもしれない。

【ひるね姫上映後トークイベント】
★魔法をテーマにした理由は?
アーサーCクラークの名言に「よくできた科学技術は魔法と見分けがつかない」という言葉がある。テクノロジーを真ん中に据えつつ、世代間の話を作っていきたいというのがあって、「ひるね姫」の物語を発想した。少し食べやすくするために(新たなテクノロジーを)魔法と呼んでみようという考えから生まれた。

★夢の中の世界観について
「ひるね姫」の夢の中の話は魔法ファンタジー。普通にやると中世ヨーロッパを下敷きにしてしまいがちだが、
「ひるね姫」の夢の中の物語はお父さんが主人公のココネに話してきかせたおとぎ話。だからそれを聞いたココネが手近にあったエンジンのパーツなどを組み合わせて想像した世界でもある。

★主人公のキャラクターについて
ココネの性格は説明しづらい。意志の強そうな顔をしているが、まだいろんなスイッチが入ってない子。あとから気づいたのだが僕も高校くらいまではいろんな線が抜けてたので似てるかもしれない。

と映画の魅力をたっぷり語った。

【神山祭in TAAF2017】
本日3月11日(土)に開催した神山祭in TAAF 2017と銘打った生コメンタリー付き上映会では、Production I.G 石川光久社長と秘蔵トークを繰り広げました。
下記、作品ごとに解説お送りします。

◆攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
<TVシリーズの攻殻機動隊を受けるきっかけ>
石川:もともと人気の作品でしたし、その新たなTVシリーズを作るってなったときに、話を受けたきっかけは何だったんですか
神山:攻殻機動隊ってTVシリーズ向きだなっと思ったんです。いろんなエピソードが作れそうだなと刑事ドラマとしてTVシリーズに向いているなと思ったんです。押井さんの映画とは違うスタイルで作れるなと。だからワクワクしましたね。盟友・西尾鉄也にも、俺はイノセンスを作るから手伝えないんだけど、やめておけと言われましたね。大変だよって心配してくれました。
石川:話を作ることが面白いなとTVシリーズということで、話を作れる人がいいなと思いましたね。
押井さんの映画はどちらかというと世界観で伝える感じですけど、神山さんはストーリーを伝えるというかキャラクターを伝える感じですよねタチコマのバディものとしての扱い方も素晴らしいなと思いましたね。
神山:この時期はたくさんアイディアがあったので話を作らせてほしかった。52本映画(神山が手掛けたテレビシリーズの総話数)を作らせてもらった感じですね。楽しかったなと思いますね。

◆精霊の守り人
神山:攻殻機動隊の後に何やるって話になったとき、SF作品が続くのはと思って、選んだのが精霊の守り人でしたね。
石川:意外な作品選ぶなと思いましたよ。
神山:TVシリーズでこのクオリティはすごい、攻殻機動隊S.A.Cの半分の時間で作ってますからね。
また同じスタッフで作ったので、いろんな練度は上がっていますね。

<アフレコについて>
神山:安藤麻吹が素晴らしかった。30代のキャラクターを演じられる人がなかなかいなくて、
50人くらいはオーディションしたんです。また精霊はアフレコが非常に緊張感があって、みんなどんどんNGを出さなくなっていって。最終話あたりはほぼ1発撮りだったんですよね。1発撮りは僕も今までで初めてだった。

◆東のエデン
神山:2009年「東のエデン」は初のオリジナル作品。冒頭のシーン(米ホワイトハウス前での森美咲の登場シーン)は、異国に来た雰囲気を出したかったので、字幕を入れなくて正解でした。
滝沢と森美は100人ずつ声を聴いて、滝沢のドS感が声から感じたのは、木村良平くんだけ。声にドS成分がたっぷり入っていました(笑)。森美役の早見沙織さんも本当に天才。この当時16歳とかで森見と一緒だったんですよね。

石川:神山さんと羽海野チカさん(キャラデザイン)は不思議な縁がありますよね。羽海野チカさん原作の『3月のライオン』と神山監督の『ひるね姫』の公開日も偶然一緒になりました。
神山さん:たしかにそうですね。ただ2本とも見て頂くとして、ぜひ先に『ひるね姫』を見てほしいですね。

◆最後に一言
監督は、TVシリーズ上映会を終えて、「どういう風に作品を作っていこうかなと思った時に、攻殻機動隊というビッグタイトルをやってみないかと声をかけてもらった時のことを思い出します。あれが35歳の頃で、気がついたら今年51歳なんですよね。頑張って作ってきてよかったです。こうやって形になって残ってくれているのは嬉しいですし、誇らしい気持ちになります。」としみじみ語り、石川社長は「神山さんはすごく家庭に対する愛情が人一倍強いんですけど、仕事が入るとすぐスタジオに入るんですよね。誰よりも監督としての背中を見せていて、諦めない人ですから。
そういう姿勢が全てフィルムの端々に入っているので、そういう部分を含めてみてほしい。」と笑顔で2日間にわたるイベントを締めくくりました。

 

<東京アニメアワードイベント概要>
◆3/10(金)『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』上映後トークイベント
@池袋シネ・リーブル
※TAAF2017のオープニング作品上映作品  ※上映:19:00~21:00
登壇者:神山健治監督、MC:藤津亮太
◆3/11(土)神山祭in TAAF 2017@シネマサンシャイン池袋
※神山監督とProduction I.G 石川光久社長によるコメンタリー付き上映会&トークセッション

 

★『ひるね姫~知らないワタシの物語~』
原作・脚本・監督:神山健治
キャスト:高畑充希、満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水美沙、高橋英樹、江口洋介ほか
音楽:下村陽子 キャラクター原案:森川聡子 作画監督:佐々木敦子、黄瀬和哉 演出:堀元宣、河野利幸 制作:シグナル・エムディ
配給:ワーナー・ブラザース映画 ©2017 ひるね姫製作委員会

 

 

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