モノノ怪

 

スペシャルロングインタビュー!! ――プロデューサー:柴田宏明 氏

――いよいよ放送直前となりました、アニメ『』のストーリーを教えてください。

主人公は前作の『化猫』と同じ、「薬売りの男」なんですが、『化猫』を作った当時の我々の裏設定として、彼は『化猫』のエピソードだけじゃなく、いろいろな人の心の闇を暴いてモノノ怪を退治するような旅をずっと、年も取らずに続けているんじゃないかというイメージがありまして、そんな彼の数ある旅の中のいちエピソード、というイメージで『化猫』を作りました。
今回、1クールでその続編を作らせていただけることになり、彼がどんな冒険をしてきたのかをもっとつぶさに描こうと、前回と同じく2話~3話という短い話数で完結するようなエピソードを5つ揃えまして、「薬売り」の冒険を描いていくという内容になっています。

――「薬売りの男」は、名前も明かされておらず、「彼は何者なんだろう」と思わせる謎めいた雰囲気がありますね。

そうですね。正直、我々のほうでも正体がよくわかってないんです。人間なのかどうかすらもわからなくて、ひょっとしたら人間じゃないのかもしれないな、と個人的には思ってます。耳もエルフみたいに尖ってますしね(笑)。
あれは監督とキャラクターデザインの橋本さんのアイデアなんですが、我々にとっても、本当は人間じゃないのかもと思わせる、正体不明な存在になっています。

――今回、『モノノ怪』が制作されるに至った経緯をお聞かせください。

もともと“ノイタミナ”(※)で『怪 ~ayakashi~』というシリーズがあって、その中のいちエピソードでしかなった『化猫』を、フジテレビの金田プロデューサーが非常に気に入ってくださって、その金田さんのお力添えもあって今回1クールでやってみようかということになりました。

――前回3話で構成されていた作品の続編を、全12話、約3ヶ月という長い期間で描いていくということで、ご苦労されたことや意識されたことはありますか?

たとえば、12本という長い尺の中で「薬売り」自身にもっと深く入り込んでいくこともやり方としてはあるんですが、そうではなく、先ほども言ったように「薬売り」はあくまで謎の存在として、彼のミステリアスなところを損なわないようにやっていきたいなとは思いました。

――前作『化猫』では、古典という題材に極色彩鮮やかな映像というミスマッチさがかなり斬新で魅力的に感じましたが、あの演出はどういった意図から生まれたものなのでしょうか?

『怪 ~ayakashi~』を作るとき、『四谷怪談』と『天守物語』をやろうというのは最初から決まっていたんですね。
それで、『四谷怪談』には天野喜孝先生に絵(キャラクター原案)をお願いしようという話があって、ならば天野先生のイラストのラインを活かして、尚且つ色彩的にもモノトーンのような世界で描けたらなという考えがありました。
また、『天守物語』のほうは名倉靖博さんにお願いしていたので、彼はアニメーターでありつつイラストも描いている方なので、彼の絵画的な世界観が展開するのかなと思っていました。
だから『化猫』は、最初はその2作とは違って普通にアニメっぽいものを作ろうというつもりでいたんです。けど出来上がってみたら、監督以下スタッフのの創造力のおかげで我々プロデューサーサイドの想定を越えたものになりました。

――では出来上がっていく過程でスタッフの皆さんのアイディアが盛り込まれていって、蓋を開けたら予想外のすごいものができていたと…(笑)

そうですね。シナリオの段階では、まさか薬売りの耳が尖ってるとは思ってなかったですし(笑)、ましてや和紙のテクスチャーが貼られてあんな仕上がりになるとは夢にも思っておらず、シナリオを読んでいる段階ではいわゆる真っ当な時代劇をイメージしていたんですよね。あれは中村監督の映像センスと、監督の発想を表現できる優れたクリエイター、橋本さんなり美術の倉橋さん、保坂さんの力があって、ああいう世界が出来上がったという感じです。
僕自身も、実は出来上がりには驚かされたんです。ここまでなるのか!みたいな(笑)。自分の予想を上回るものが出てくると、素直にいち観客になってしまいますね。

――今回の『モノノ怪』制作に関して、プロデューサーという立場でスタッフの皆さんにこうしてほしいというような要望はありましたか?

今回は『化猫』という前作があって、それを受けての続編なので、やはり前のテイストを再現しつつ、全く新しいことをやりたいというのはありました。
ですがそのあたりに関しては、僕はスタッフを信頼というか、僕自身も映像が上がるのをワクワクして待っているところがあって、放っておいたほうが何かやらかしてくれそうな感じがあるので(笑)、僕が要望するというよりは、スタッフのみんながやりやすく、楽しく作業できるようにサポートするのが僕の一番の役割だと思っています。

――『モノノ怪』は怪談を扱った作品ですが、柴田さんご自身、怪談のような恐怖体験があればお聞かせください。

恐怖体験というのは個人的にはないですけど、前の『化猫』をやっているときは、アフレコスタジオで映像を写している機材が止まるということがあって、他の作品では1回もないんですけど、何故かそのときは何回も止まったという…。そんな変な現象が起こったり、他にも書けないようなことがいろいろ…。

――それもあって、今回の『モノノ怪』制作前には、関係者の皆さんで参拝に行かれたとか…。

はい。前回の『怪~ayakashi~』のときも『四谷怪談』を扱ったので、四谷にある田宮神社というお岩さん縁の神社にみんなで行ってきたんですけど、今回は神楽坂にあります赤城神社にみんなでお払いに行ってきました。
スタッフ、関係者総勢70名ちょっとで行ってきたんですけど、監督だけ仕事が忙しすぎて来られなかったんですよ。だから多分、今回は何かあったら監督1人が被ると思うので、安心してます(笑)。

――『モノノ怪』には各エピソードに妖怪の名前がつけられていますが、柴田さんの好きな妖怪や、妖怪にまつわる思い出などありますか?

そうですね…うち(東映アニメーション)で今やってる『鬼太郎』とか子供のころ好きでした。そういった話がやれるのは楽しいなと思っているんですが、今回の『モノノ怪』に関していうと、タイトルとなっている妖怪は、いわゆる『鬼太郎』に出てくるような実体のある「妖怪」ではなく、人間の想いが生み出したもの、それがモノノ怪のような形をとって悲劇を起こし、薬売りはそれを退魔の剣で切ることによって人の心を救済する。そういうテーマがあるので、世間でいうところの「妖怪」は出てこないんです。

――「薬売りの男」が持っている退魔の剣も、人の「念」や「想い」といったものに反応しているんですね。

そうですね。あの剣と薬売りが、ときどき会話をしているらしいんですけどね。実は。

――会話ですか!?

あくまで僕はそう解釈しているんですけど(笑)。
前回の『化猫』の冒頭で、薬売りが声を出さずに口をパクパクしているカットがあるんですけども、あれはどうも屋敷の中の怪しい妖気を感じとった剣と、薬売りは会話をしているんじゃないか、と。人間には聞こえない声で対話をしているという見方もできるんじゃないかな、と個人的には思っています。

――これでまた「薬売り」の謎がさらに深まりましたね(笑)。それでは、今回の『モノノ怪』の見どころをお願いします。

今回は視聴者の方には、放送を見て驚いていただきたい、というスタッフの意向がありまして、敢えて情報をオープンにしていない部分があるんですよ。
本放送を見たとき初めて味わえる驚きがたくさんありますので、ぜひ放送を見逃さないようにしていただきたいです。
僕もまだ今の時点では出来上がったフィルムを見ていないのでちょっとドキドキしているんですけど(笑)、視聴者の皆さんも、どんなものが目の前に現れるのか楽しみに待っていていただけるといいんじゃないかな、と思います。

――最後に、放映を待つ視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

前作を気に入ってくださった方には、薬売りの活躍が5つのエピソードでまた見られますし、ストーリーも前作以上に面白いものになっていますし、今スタッフ一同、まさに寝ずに死ぬ気で作っています。アフレコでは、悲鳴を上げる役の方は、声が嗄れるくらい迫真の演技で頑張ってくれていますし、櫻井さんの「薬売りの男」は今回も、ものすごく色っぽく格好良いので、そういうところも楽しみに、放送日の7月12日をお待ちいただけたらと思います。ぜひ見てください。よろしくお願いします。

※ノイタミナ:大人のためのスタイリッシュアニメをコンセプトにした、フジテレビの深夜アニメ番組の名称。ラブストーリー、ホラー、SFなど、ジャンルや既存の常識にとらわれない試みで幅広い層に人気を得ている。

「皆々様の真(まこと)と理(ことわり)、お聞かせ願いたく候。」――『化猫』そして『モノノ怪』とは

2006年3月に『怪 ~ayakashi~』の中の1エピソードとして放送され、大きな反響を呼んだアニメ『化猫』。その主人公「薬売りの男」がこの夏、ふたたびテレビに登場する。

スタイリッシュなキャラクターデザイン、和紙のテクスチャーなどのCG処理を組み合わせて生み出された映像――それら今までにない斬新さが、視聴者たちを驚かせた『化猫』。
『モノノ怪』では、前作を作り上げた精鋭スタッフが再結集し、新たな「薬売りの男」の冒険譚を描いていく。

今回、「薬売りの男」が立ち向かうモノノ怪たちは、「座敷童子」「海坊主」「のっぺらぼう」「鵺(ぬえ)」、そして……「化猫」。
夏の夜に紡がれる、人とあやかしが生み出す凄絶なる惨劇を、「薬売りの男」と<退魔の剣>が断つ!

TVアニメ『モノノ怪』
フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて、7月12日から毎週木曜日24:45~放送スタート
※放送時間は予告なく変更になる場合があります。

『モノノ怪』公式サイト


『モノノ怪』東映アニメーション公式サイト

キャラクター設定画 大公開!!
お馴染み「薬売りの男」をはじめ、新たに登場するキャラクターたちの貴重な設定画を大公開!! 今回のデザインもか・な・り斬新です!!


<薬売りの男>


<志乃(「座敷童子」より)>


<久代(「座敷童子」より)>

【CAST】
薬売りの男:櫻井孝宏

「座敷童子」

志乃:田中理恵/久代:藤田淑子

徳次:塩谷浩三/直助:竹本英史

こども:日比愛子

「海坊主」

加世:ゆかな/菖源:浪川大輔

佐々木兵衛:阪口大助/柳幻殃 斉:関 智一

三國屋多門:高戸靖広

「のっぺらぼう」

お蝶:桑島法子/のっぺらぼう:緑川 光

【STAFF】
監督:中村健治

脚本:ヨコテミチコ、小中千昭

    高橋郁子、石川 学
キャラクターデザイン・総作画監督:橋本敬史

美術監督:倉橋 隆、保坂有美
CGディレクター:森田信廣
音楽:高梨康治
アニメーション制作:東映アニメーション

OPテーマ:『下弦の月』 歌:小松亮太×チャーリー・コーセイ
EDテーマ:『ナツノハナ』 歌:JUJU

(c)モノノ怪製作委員会

キャストからコメントが到着!!

■薬売りの男 役・櫻井孝宏さん
――『化猫』に引き続き「薬売り」役が決まってのご感想をお願いします。
期待の大きい作品だけにプレッシャーもありますが、それ以上に楽しみでワクワクしてます。

――脚本を読んで、演じるキャラクターとストーリーに対する感想をお願いします。
『化猫』のままの雰囲気です。薬売りがどこで誰と出会い、どんな「形・真・理」を見い出すのか…楽しみです。

――作品ファン、ご自身のファンに向けて一言お願いします。
僕自身も期待しているこの作品、観てその世界に浸って下さい。

■志乃 役・田中理恵さん
――今回『モノノ怪』「座敷童子」で志乃役が決まってのご感想をお願いします。
面白そうな役をいただけて本当に嬉しいです!志乃さんはお腹の中に子供がいる設定なので自分自身まだ母にはなってないのですが、自分が母になったらを想定して演じてみました。

――脚本を読んで、演じるキャラクターとストーリーに対する感想をお願いします。
非常に気が強い女性というかやはり子供がいる母親は強いというか、そんな女性像なのかなと感じました。現世に生きてる人の残酷さとモノノ怪の恐ろしさなどを感じることが出来ました。モノノ怪よりも人のほうが怖いなとも感じてしまったり…。

――作品ファン、ご自身のファンに向けて一言お願いします。
2話出演ということで見逃さないでくださ―――ぃ!絶対に見てくださいね。
私もオンエアに見ようと思います!一緒にどきどきしながら見ましょう。


プレゼントコーナー!!!

和の世界をサイケデリックな色彩で綴る、アニメ『モノノ怪』のポスターを抽選で3名様にプレゼント致します。
どしどし応募してくださいね♪(提供:モノノ怪製作委員会様)

◆募集期間:2007年7月10日(火)~8月9日(木)24:00まで

※終了しました。ご応募ありがとうございました。

※画像はイメージです。






 

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