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監督:鶴巻和哉 氏に聞く『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版』

Q1: 副監督として参加されていたTVシリーズが、「社会現象」「一大ムーブメント」と呼ばれたていたことを、当時、どのようにとらえていらっしゃったのでしょうか?

ただただ、面白いアニメを作りたいと、もがいていただけだったので、よくわかりませんでした。


Q2: 今回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は4部作ということで、前編、中編、後編にあたるそれぞれに『序』、『破』、『急』という日本の伝統芸能で用いられる単語が使われていますが、そこに込められた意図とは何でしょうか?

庵野総監督に聞いてみないとわかりませんが、4部作なのに起承転結じゃないのは、序破急よりもその後の「?」に意味があるんではないでしょうか?


Q3: かつてのTVシリーズや劇場版で描かれたシーンが今回、新作カットを盛り込んだ、すべて描き下ろしとのですが、そこでこだわった点、難しいと感じた点を教えてください。

全て描き下ろしというわけではありません。一部にレイアウトや原画の流用があります。その後の作業を全てデジタルでやり直しているということです。
当初はTV時の映像を加工して…と考えていたのですが、劇場作品のクオリティに達しないと判断して、結局、デジタルで作り直すことになりました。
デジタルを駆使して、TVとは全く違う画面に作り替えてしまうのか? 多少、TV時の雰囲気を残しつつ作るのか? で迷ってはいました。
そこで、映画序盤ではTVシリーズ時の雰囲気を残しつつ、当時も本来やりたかった夜の戦闘シーンでのエヴァ初号機の蓄光部分の処理でデジタルの効果を使いつつ、映画後半ではより積極的にデジタル彩色、撮影の持ち味を生かせるように設計したつもりです。


Q4: 新作・画コンテにはTVシリーズからの樋口氏と、今回初めて参加される京田氏が担当されていますが、お2人にどのような要望をされたのでしょうか?

エヴァンゲリオンの演出、作画には独特の文法(ルール)があり、今回の「新劇場版」でも、それは引き継がれています。
映画だからと、いたずらに過剰な演出をせず、ある種のストイックさは残したいというお話はしました。


Q5: 『エヴァ 』に登場するキャラクターで、一番のお気に入りキャラと、その理由があれば教えてください。

「序」には登場しないのですが、アスカの意地悪なところがめちゃ好きですね。
来年公開予定の「破」では、彼女も登場する予定ですので、ファンの方もお楽しみに。


Q6: 公開中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の見どころと、このサイトをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

実は今回の新劇場版がTVシリーズと一番違っている点は、音だと思っています。
特にヤシマ作戦のシーンは、台詞、効果音、音楽と相まって、しびれるような音響に身が震えます。
是非、劇場の大音量で確かめてみて欲しいと思っています。


鶴巻和哉 氏 プロフィール
1966年生まれ、新潟県出身。アニメーション監督・アニメーター。
スタジオジャイアンツを経て、90年の『ふしぎの海のナディア』よりガイナックスへ参加。同作品のLD-BOX映像特典『ナディアおまけ劇場』にて初演出。94年のLD-BOX『トップをねらえ!オカエリナサイBOX』収録の映像特典『トップをねらえ! 新・科学講座』が初監督となる。
主な代表作は『新世紀エヴァンゲリオン』(副監督)、同劇場版『REBIRTH』(監督・演出)、同『Air』(監督・演出)、OVA『フリクリ』(原案・監督)、OVA『トップをねらえ2!』(原案・監督)等多数。

New Charactor【新しいキャラクター】、New Machine【新しいエヴァ】、New Story【新しい結末】―――

全く新しいエヴァンゲリオンが、我々の目の前に姿を現す。

未曾有のEVA体験、再び。

『新世紀エヴァンゲリオン』(庵野秀明:原作・総監督)は未曾有のSFアニメ超大作だ。
巨大な人型決戦兵器に乗る少年少女と謎の " 使徒 " の戦いを通じ、人の心、人と人の関係、そして人の成り立ちの根幹にまで迫り抜いた、人類史上最大スケールの物語である。
全26話のTVアニメーションとして製作され、1995年10月、テレビ東京系にて放送をスタートした『エヴァ』。――そして放映が終了し12年が経った現在、なおその人気は衰えを知らない。
単なるアニメーションの枠を超え、多くの世代に感動をもたらす。それはこのドラマに「人の心」を貫き、とらえ、つき動かす普遍的なパワーがあるからだ。
新時代の要求に応え、新たな観客のため新たな物語が用意された。
その名も『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全四部作。
画面も物語も完全刷新。デジタル時代にふさわしい最先端映像を得て超絶なスケールアップをはたし、大スクリーンに挑戦する!


いったいどうなる? 驚きと興奮の4部構成。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、リニューアルでもリメイクでも続編でもない。このプロジェクトには、回顧の意味はいっさいない。これは新時代を開拓するための、最新作だ!
  公開時期は3期に分割。前編にあたる " 序 "、中編にあたる " 破 "。そしてラストは後編にあたる " 急 " と " ? " というタイトルが表すとおり、いまだその結末は決定していない完結編の2部構成になる予定。" 序 " は導入として、旧作とほぼ同じシーンからスタートする。
" 破 " 以後は……新EVAシリーズが登場する。新たなキャラクターも、物語に参加してくる。キャラクターの運命も、旧作とはまるで違う方向に変化し始める。いつどこで誰がバッドエンドを迎えてもおかしくない? 誰も予想のつかない緊張感と興奮が劇場にみなぎっていく。
  今もなお『エヴァ』は、未来に向けて進化し続けているのだ!


リメイクを超えたEVA、圧巻のビジュアル!!

序となる『EVA1.0』のクライマックスは、国家規模のオペレーションを描いた「ヤシマ作戦」。
銀幕を圧倒する物量、使徒対EVAの激戦。投入される先端のデジタル技術。圧巻の大規模作戦の新作画コンテを担当するのは、映画『ローレライ』、『日本沈没』のヒットも記憶に新しい樋口真嗣。『EVA:1.0』には単なるリメイクを超えた驚愕の展開が待っている。
新たな伝説が、ここから始まる!!




【STORY】
 突如世界を襲った未曾有の大災害 " セカンド・インパクト "。
この影響で人類の半数近くは死にいたり、世界の各地には大破壊の痕跡が刻みこまれた。やっと平穏な日々が戻ったと思われたとき――14歳の少年・碇シンジは父親から第3新東京市へ呼び出されて、出迎えを待っていた。
 その眼前の山あいから、巨大な生物が出現! それは「使徒」と呼ばれる正体不明の存在で、たちまち国連軍と激しい交戦を開始した。爆風に巻きこまれ、危機に陥るシンジ。その生命を救ったのは、葛城ミサトと名乗る女性だった。
 ミサトの車で特務機関「NERV(ネルフ)」の本部へと連れていかれ、シンジは父と10年ぶりの再会を果たした。だが、シンジは父の碇ゲンドウから極秘裏に開発された巨大な人型兵器を見せられ、使徒との戦いを強要される。それがシンジと人造人間「エヴァンゲリオン」初号機との出逢いであった。
 反発を覚えたシンジではあったが、女性パイロット・綾波レイの負傷を目のあたりにして、逃げることを否定し、ついに出撃を決意する。何の訓練も受けないままに、初めて使徒と対峙するEVA初号機のシンジ。
 世界の命運を託された14歳の少年シンジは、はたしてどう戦うのか? そして、セカンド・インパクトに隠されたキーワード「人類補完計画」の真実とは?
 すべての謎の鍵を握る碇ゲンドウは、シンジの苦闘をじっと見つめている……。



『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト




『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
9月1日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国公開中


携帯でもアクセス可能! QRコードは↑こちら!
Characters

「…知らない天井だ」

イカリ
碇シンジ  CV:緒方恵美

14歳。本編の主人公。EVA初号機に乗りこむ。
内向的な少年で、使徒との戦いを通じて他人から認められたいと思っている。


「あなたは死なないわ…。私が守るもの」

アヤナミ
綾波レイ  CV:林原めぐみ

感情を見せることの少ない無口な少女。EVA零号機で訓練を続けていた。経歴はすべて抹消、どこか人工的な部分を感じさせる。


「エヴァンゲリオン、発進!」

カツラギ
葛城ミサト  CV:三石琴乃

ネルフ作戦部長。シンジの保護者的な役割を果たしている。楽天家のように振る舞っているが……。


赤木リツコ  CV:山口由里子
EVA開発責任者。考え方は理知的かつ合理的な科学者で、仕事上でミサトと対立することも。

碇ゲンドウ  CV:立木文彦
特殊機関ネルフの最高司令官。シンジの父だが、非情なまでに任務を優先する。

冬月コウゾウ  CV:清川元夢
ネルフ副司令官。ゲンドウのよき理解者として常に対等な関係を保っている。

鈴原トウジ  CV:関 智一
シンジの中学のクラスメート。正義感の強い熱血漢で最初シンジを嫌っていたが、必死に戦うシンジを見て親友となる。

相原ケンスケ  CV:岩永哲哉
シンジのクラスメート。トウジの親友で、軍事マニア。父親がネルフに勤めているせいで事情通。

洞木ヒカリ  CV:岩男潤子
シンジのクラスの委員長。まじめな性格で潔癖症でいつもトウジたちに小言を言っている。


【Keyword】

■ネルフ(NERV)
国連直属の特務機関。エヴァを擁し使徒殲滅を主任務とする。本部は日本の第3新東京市、総司令官は碇ゲンドウ。世界各国に支部が存在している。





■ゼーレ
ネルフの背後で運営と意志決定を行う秘密組織。国連を含めて世界中の政治経済の動勢を影から操っている。



■第3新東京市
物語の舞台となる芦ノ湖畔に建設中の都市。
将来の首都移転先としてカモフラージュされているが、その実態は使徒迎撃のための要塞都市である。NERV本部はこの地下に位置している。



  シト
■使徒
日本に設置されたNERV本部に襲来する、戦闘能力、正体不明の謎の敵性生命体の総称。A.T.フィールドと呼ばれる特殊な防御能力を持ち、通常兵器は通用しない。
使徒に対抗できるのは、フィールド同士を中和する能力を持つエヴァのみ。






■エヴァンゲリオン
人類の総力を挙げて開発された使徒に対抗できる唯一の戦力。
正式名称は「汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」。巨大な人型をした素体に外装甲という構造をとっている。語源は「euangelion」(ギリシア語の " 福音 " )


新しいエヴァのキーワード――「REBUILD」《再構築》














■「REBUILD」が可能にする『エヴァ』の新映像

 庵野秀明総監督とスタッフは、「REBUILD」(再構築)という前代未聞の新映像技法を提示する。
 従来、テレビアニメを劇場映画化する際には16ミリフィルムを拡大し、一部を手直ししていた。だがこの手法では画質が荒れ、『エヴァ』本来の映像テイストが損なわれかねない。新劇場版とは、スタッフが目指す映像を新たに世に問うための作品作りである。この旧来の手法は不適切なのだ。
 そこで考え出されたのが、『エヴァ』のエッセンスをそのまま受け継ぎ、新時代の映像へと《再構築》する技法「REBUILD」である。


■完全新作でも旧作でもない、「新エヴァ世界」への融合

 導入は完全新作ではいけない。しかし、新しくもありたい。「新作であって新作でない」という難問を解く「REBUILD」とは、苦難の道を意味していた。
  まず、劇場の大きなワイドスクリーンに適合させ、最適な画面クオリティに調整するために、最新テクノロジーが総動員された。新たな観客には「2007年の新作」として認識し、さらに『エヴァ』を熟知した従来のファンには「まぎれもなく、これぞエヴァ」と深い感動を与える。この両立を可能にするために考え出されたのが、「解体と再構築」である。
   「解体」とは、旧作を素片に還すこと。物語的にもあらゆるテレビの要素が解体されているが、映像もまた素材にいったん還元された。10年以上も保存されていた貴重な原画、レイアウト(画面の設計図)をスタジオに結集し、検分した上で改めて「どう料理するか」の決定がくだされる。ビスタサイズに合わせて再フレーミングが行われ、画面構成のクオリティをアップすべくレイアウトの多くは描き直されている。原画も作画監督が現在の目で見直し、細かな手が加わえられた。キャラクターのフォルムや影のニュアンス、演技を必要に応じて修正、メカの描き込みも格段にレベルが上がっている。背景に関しても密度感、色彩、光と影の表現がより美麗になっている。
   柔軟な修正が可能なことを前提に、EVAシリーズのディテール、武器を中心に大量の新設定が描き起こされ、色彩もリニューアル。その新鮮さは驚嘆に値する。


■手業がデジタルの潜在能力を引き出し、新たな感動を呼ぶ

 現在のアニメ制作はペイント、撮影以後の工程を「フルデジタル化」し、「2D=手描き」に加えて「3D=コンピュータ・グラフィックス」が導入されて映像が高度化している。「REBUILD」ではこの最新状況をふまえ、カットごとに最適な処方が選ばれている。
 「使徒」の一部は3D表現に置き換えられ、予想を大きく超えるパワーアップを果たしている。超常能力の発現が大画面に展開し、強大なスペクタクルが眼前に迫る。モニタ表示や第3新東京市の兵装ビル群など、画面ディテールも3Dで細かく補強。映像のテイストは一段と深みを増す。
 「REBUILD」に最大の効果をもたらす技法は、「デジタル撮影」(コンポジット)だ。空気感、存在感、臨場感を、繊細な感情の機微に変えて伝える「映像の手ざわり」「エヴァのテイスト」。これを決定づけるのが、撮影だ。細密な調整をモニタ上で詰めることで、一発勝負のアナログ時代には至難だったデリケートなニュアンスが伝達可能となった。
 とはいえ、デジタルはあくまでも映像を強化する「絵筆」。「REBUILD」とは、『エヴァ』の原点である「手作りのアプローチ」を重視した技法である、クオリティの高みを追及するため、もっとも駆使されたのは人間の「頭脳と手」である。
 クリエイターたちのその手業こそが、「新時代の新物語の感動」を呼ぶ!!

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』グッズ紹介!!
劇場公開に合わせ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』グッズは多数発売されている。その中から、いくつかのグッズを紹介しよう。

特務機関ネルフ学習ノート
価格:315円(税込)
※勉強から逃げちゃダメだ! B5サイズの学習ノート。
 これで貴方も、勉強の運命から逃げられない!?
ブードゥードール(レイ、アスカ)
価格:各1,575円(税込)
※頭と体が1本のヒモで編まれた、レイとアスカのブードゥードール登場!! 全長約70mmの中に、二人の魅力が詰め込まれている。
汎用丸型決戦菓子 人造食品ネルフクッキー
価格:1,050円(税込)
※使徒迎撃専用クッキー10枚入り。
 シンジもレイも初号機も完食!君も食べればいいと思うよ。
制式カレンダーA.D.2008
価格:840円(税込)
※表紙+カレンダー6枚+インデックス。
 ネルフから支給されたアイテムをイメージした、2008年1月スタートの卓上カレンダー。
トレーディング缶バッジ
価格:315円(税込)
※19種+シークレット1種の全20種(1パックに1個ランダムに封入)。
 初号機、ネルフ&ゼーレマーク、作中の名台詞などを缶バッジ化!
シンクロ率測定マグカップ
価格:1,575円(税込)
※温かい飲み物を注ぐと、シンクロ率がぐんぐん上昇!! 内底にはネルフマーク入り。



お取り扱い・お問合せ:株式会社ムービック TEL:03-3972-1222(土日祝祭日を除く平日10:00~17:00)   (c)カラー・GAINAX
STAFF&CAST


【STAFF】
原作・脚本・総監督:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
主・キャラクターデザイン:貞本義行
主・メカニックデザイン:山下いくと
新作画コンテ:樋口真嗣、京田知巳
演出:原口 浩
総作画監督:鈴木俊二
作画監督:松原秀典、黄瀬和哉(プロダクション I.G)、
奥田 淳、森山ゆうじ
メカニック作画監督:本田 雄
特技監督:増尾昭一
美術監督:加藤 浩、串田達也(美峰)
色彩設定:菊地和子(Wish)
撮影監督:福士 享(T2スタジオ)
CGI監督:鬼塚大輔、小林浩康
編集:奥田浩史
音響制作:楽音舎
効果:野口透(アニメサウンド)
音楽:鷺巣詩郎

テーマソング:「Beautiful World」宇多田ヒカル
(EMI Music Japan Inc.)

製作:カラー
制作:スタジオカラー
配給:クロックワークス、カラー
配給協力・宣伝:日活
(c)カラー・GAINAX


【CAST】
碇シンジ:緒方恵美  綾波レイ:林原めぐみ  葛城ミサト:三石琴乃  赤木リツコ:山口由里子
碇ゲンドウ:立木文彦  冬月コウゾウ:清川元夢

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