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「源氏物語」が世に登場してちょうど千年――ついにテレビアニメで登場!
時は平安時代。
帝とその寵愛を一身に受けた桐壷の更衣との間に光源氏が誕生した。
やがて見目麗しい青年に成長した光源氏は、三歳の時に失った母に瓜二つの父帝の妃・藤壺の宮を慕い、道ならぬ恋に落ちていく。
その苦悩から救いを求めるかのようにあまたの女性と契りを結んでいく光源氏―。
平安の世を艶やかに彩る、光源氏と彼を取り巻く女性たちによる千年の時を超える不朽のラブストーリーが、ついにテレビアニメ『源氏物語千年紀 Genji』として放送が開始された。

今回の特集では、最終話までの絵コンテを終了された巨匠・出﨑統監督、そして光源氏を演じる櫻井孝宏さん、そして、紫の上を演じる遠藤綾さんに、いろいろとお話を伺ってみた。
「この作品は源氏の目線から描いています」
出﨑統監督インタビュー


■出﨑統■
アニメーション監督
1943年11月18日生
東京都出身

【主な作品】
『鉄腕アトム』
『あしたのジョー』
『エースをねらえ!』
『ガンバの冒険』
『家なき子』
『宝島』
『ベルサイユのばら』
『白鯨伝説』
『雪の女王』 他
――『源氏物語』をTVアニメ化することになった経緯をお聞かせください。

出﨑統監督(以下 出﨑):千年紀ということで出てきたたくさんの企画の中の一つだったんですけれども、聞いたのはずいぶん前でしたね。最初に聞いた時には「源氏物語って着物が大変だから、その柄が何とかなるようならやってもいいよ」という話をしていたら、何とかなりました。

――TVアニメ『源氏物語千年紀 Genji』で、監督が考えるテーマなどはありますでしょうか。

出﨑:結局人間を描いているんだと思うんだよね、原典は。人間ってこんなにすごいし、こんなに怖いし、こんなにだらしないしこんなにかわいいし、というものがみんな入っている。
特に紫式部という女性が書いているから女の子の描写は細かいけれども、でも男(の描写)はよくわからないよね。なんで源氏はただ美しいだけでこんなになっちゃうの?こんな奴はいないだろう?と思いながらも、きっとこいつは何かが欠落しているだろう、と。普通の人は持っているんだけれども彼だけが持っていないものが絶対に何かあるはずだ、ということをいろいろと想定しました。そうじゃないとあんなに自分勝手に生きられないでしょう?
もちろん、地位も名誉もあって、お金もあるでしょうし、我々と違うと思うんだけれど、でもきっと何かがあるぞ、ないと困るよ、と。(笑)
僕の想定では、きっと彼は少年時代に腹を括っちゃった人だ、と。小さい時からさみしいけれども一人でいろいろ考えて行動して、誰の助けも借りない。それがだんだんはっきりしてくる。
第1話で藤壺は、(源氏のことを)弟として、子供としての付き合い方をしている。彼女は悪いとは思っているけれども、この時点で源氏は藤壺を女として見ているんだよね。それで、いきなりキスしちゃったりする。
男の子ってそういうことがあると思うんだよね、学校の先生とか年上の人に対して。それは大人になっても変わらないから。女の人はいろいろ成長するとともに変わるけれども、男の場合は小さい時の恋をしたこととか、気持ちの持ち方は意外と変わらない気がするんだよね。俺が同じだ、っていうわけじゃないんだけど。(笑)
そういう孤独と寂しさがあるから、人は人に対して優しくできるわけで。それがあれば俺は話ができるよ、源氏とね。本当は何者かわからないけれども、そうじゃないの、お前?とか言いながら。
だから、この作品は源氏の目線から描いています。それは女性に対して俺がどう思っているかということも含まれているとは思うけれども、源氏に関しては「こいつはなんだろう、どう考えているんだろう」と考えたり、いやな奴だなと思ったりしてね。


――本作を作られる上でこだわった点や苦労したところなどがあればお聞かせください。

出﨑:絵コンテを書く期間が毎週1本というペースになって、3話からずっと9本連続で毎週1本描いたのがしんどかった。後から考えたら「ああ、もうちょっとこうすれば面白かったかもしれない」ということが当然あるわけじゃないですか。それはもうギリギリの中で描いていました。そういう状態でいつもやっているからね。(笑)緊張感とテンションと戦いながらアイデアや足の流れを作っていくんですが、本当に疲れちゃっているときはダメなんだよね。疲れていても頭がしっかりしているときもあるんだけれども、頭も疲れているときもあって、そういう時はゆっくりと眠るしかないんですよ。そうすると勿論時間がもっと無くなっていくよね?(笑)自分が覚醒してる時にやらないとだめだ、ということですね。
また、最初に話しましたが、着物の柄や装飾的なものは「本物よりすごい!」と思うところがあるぐらいがんばってもらっています。これを描き切れれば画期的なことになるのではないかな。TVシリーズだから、時間がないから、というところの苦労は、撮影的なところではないです。



――では、特に注目して見てほしいというところはありますか?

出﨑:いつもそうなんだけれども、自然現象、特に水や光などはとても難しいので、水をいかに美しく描けるか。どんなにいい絵を描いたって、水がちょっと「ウソだろこれ。なにこのトレース線で描いた水の白い泡は」と言いたくなるような感じに安っぽくなるのは我慢できないんです。(最近は)デジタル撮影でいろいろなことができるようになって、水が光っている感じが少し出せるようになってきて、それがとってもうれしい。本当は手書きでやりたかった。僕は手書きでもできるはずだと思ってずっと挑戦してきたんだから。
以前『ゴルゴ13』でCGを使ってくれと言われたんですが、出来上がってきたものを見て「これなら手で描いた方がいいよ!」というぐらい、無機的であったかみがなくて、しかも大変!いくら使うの!(笑)というやりとりがありました。それに比べたら今のコンピュータの技術は本当にすごいな、と思うし、それをもっと人間の感覚に近付けて作ろうとしています。自然のものは1コマ撮り以下ですごく変わっていくんだけれども、僕たちはそれを5コマでやろう、それでもいいじゃないかとね。どこかに誇張されたリアリティや自然現象があれば、と思っていますね。
絵筆を持って描いたとしても、パソコンで描いたとしても、自分の手で作っていったんだ、という感触って必ずあると思う。それはなんだろうというのはわからないんだけれども、一度人間を通すことによってみんな違うものになるからね。

――時代が千年前ということもあり、資料も多くない中で制作していることと思いますが。

出﨑:光と影は昔もあったからね。水もそう。水を見た時に人がほっとする空間というのは共通していると思うし、自然物はみんなと接点があって、それがすばらしいよね。
たとえば、僕はまだ行ったことはないけれども、氷河の前に立った時にどんな事を思うかは、みんな一緒だと思う。大自然の息吹を感じちゃうと、おおらかな気持ちになる気がするし、自分の奢りも取れる気がするし。
だから僕は行けるかどうかわからないけれども、大自然のあるところに行ってみたいと思っています。砂漠とかね。結局都会の人だからそういう機会もどんどんなくなって、じゃあ「京都だけ行こうか」ということになるんですが(笑)。
京都の桜っていうのは『Genji』の桜よりもっとすごい。「この圧力はなに?」と思うぐらい。さらに、それが1カ月ぐらいでなくなっちゃうというすごさもある。
桜が他のどの花も抑えて世界を作っちゃってる4月初旬の京都には昔から存在している神社や仏閣もあって、この気品と言ったらないよね。
僕の持つ『Genji』のイメージはあの桜だな、と思います。明るいところでは。建物は勿論違っているけれども、無条件に美しさを感じられるところが昔はあったんだろうと。
でも、本当に時代勘というか土地勘がなく。ここには何があるの?などが全然わからなくて、「それは戦国時代からです」と指摘されたりね。(笑)もう学問になっちゃっているんです。なぜかというと本当のことを知っている人が誰もいなくなっちゃってるから。こうでもない、ああでもない、と推理立てて、それが何年後かには「間違ってました」ということがけっこうある。
でも宮廷の中だけだよね、砂利や敷石が敷いてあって小奇麗になっているのは。一歩塀の外にでたら荒廃した世界が広がってたんだと思いますよ。だから余計、宮廷内だけに限られた色事を扱ったんだろうね。

――ファンの方々へのメッセージをお願いいたします。

出﨑:源氏というものにぶつかったときに僕が感じたものを作りました。同じように、みなさんそれぞれ違うものを感じると思うんですよ。源氏物語とはそういう付き合い方をすればいいんじゃないかな。「これが本当の源氏!」とか「これしかない!」というものは絶対ありえない。それぐらい懐が広いし自由にイメージできる。まず感じるのは「この時代の人たちは本当に自由だったんだな」と感じます。しきたりや色々なことがあるんだけれども、精神的な部分においては変なことで自分を縛ったり人をだましたりということはなかったと思います。それだけ人間が純粋で、そのかわり少しいやらしかったり残酷だったりするけれども、でもその分とても純粋で愛すべき人たちが描かれている。夕顔にしろ葵の上にしろ、死んだあとの描写をなぜここまでやるの、というところもあるよね。そういう時代だったということを紫式部も体験したから書いたんだと思うし。そういう意味では素直な人たちが出てくる。それを「素直ってなんだろう?」とか「素直」という言葉すらなくなっている時代の人たちが見てみるのにいいかもしれないね。
源氏物語を見て、こんな風に感じて、こんな作品にした人もいるんだ、という一例として見てもらえればいいと思います。さらに面白がってもらえれば、それが一番です。

――ありがとうございました!

 櫻井孝宏さん、遠藤綾さんインタビュー
■光源氏■

天皇の子でありながら、政治的争いから遠ざけるために帝より「源氏」の姓を与えられ、臣に下る。実母である桐壷の更衣と瓜二つと言われる藤壺に道ならぬ恋心を抱きながら、その苦悩から救いを求めるかのようにあまたの女性と契りを結んでいく。

■櫻井孝宏■

6月13日生まれ、愛知県出身
主な出演作品:
『.hack//Roots』ハセヲ役
『金色のガッシュベル!!』高嶺清磨役
『コードギアス 反逆のルル―シュ』枢木スザク役
『今日からマ王!』渋谷有利役
『FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN』クラウド役
他多数
今作において主人公・光源氏を演じるのは、数々のアニメ作品に出演し、女性ファンも数多い人気声優・櫻井孝宏さん。そして、ヒロインの役どころとなる紫の上役は、『ネオ アンジェリーク Abyss』にてアンジェリーク役を演じた遠藤綾さん。
そんな二人に、光源氏という人物について語っていただいた。

――ご自身の役が決定した時のご感想をお願いいたします。

光源氏役 櫻井孝宏さん(以下櫻井):言わずもがなですが、源氏物語の主人公というか、この人あっての源氏物語というぐらい、みんなが知っているイメージ通りの光源氏です。
僕はこの話(『源氏物語千年紀 Genji』)で物語の細かいところを知ったんです。逆に言うとこの作品に携わる前はそんなに知らなかったので、お話自体は千年前のものだけれど、新鮮な気持ちで挑もうということと、こういう古典をアニメーションで制作する、しかもそれに出られる機会はそうそうないと思うので、楽しもうかな、というぐらいの気持ちでいました。

紫の上役 遠藤綾さん(以下遠藤):役が決まってうれしいというよりは、源氏物語に決まったんだ、という印象が強かったです。私も正直、源氏物語って授業で習うぐらいのイメージしかなくて、紫の上という役どころがどういう位置なのか、というのも実はよくわかっていなかったんですが、「ヒロイン的な位置なんだよ」と言われ、「でも源氏物語ってたくさん女の人が出てきているのに、その中でヒロインっているんだ」と思いました。役が決まってから自分の役を知っていったという感じなので、決まった瞬間は「あ、源氏物語だ!」と素直に喜んでいました。

――演じられる上で、苦労されている点、注意している点などがありましたら、お聞かせください。

櫻井:作中の光源氏というものを端的に表現しようとするとやっぱり美男子とか、今風にいえばイケメンという感じなんでしょうけれども、平安時代の人なので言葉遣いなどは演じるのが大変ですね。もうまどろっこしいなぁ…(笑)と思うぐらい当時のままか、もっと厳密に言えばその時代に合った言葉に近付けているセリフ回しになっているので、それをたどたどしく言うわけにはいかないじゃないですか。なので当然そこはお芝居をする上ではクリアされていないといけないんですけれども、わざわざ言いにくい感じにしているんじゃないの?(笑)と思っちゃうぐらい、当時の雅な言葉遣いには神経を使います。でも、オンエアを見ていて、言葉が違うだけでもずいぶん雰囲気って出るもんだな、と感じました。もちろんビジュアル的なイメージもありますが、そんな言葉づかいがちょっとだけ大変です。

遠藤:雅な言葉遣いはすごく大変です。(笑)電子辞書が手放せませんが、イントネーションは勉強になります。
また、台本を見て「これは間違って印刷されているのかな?」と思ったらそれが本当だったりとか、その逆もあって、こういう言い方なんだなぁ、と思ったらそれが間違いだったりということもありました。(笑)
櫻井:それっぽく言っちゃうんですよね。たぶん聞いている人も、「ああ、そういう言い回し方をするんだ」と思っちゃうぐらい。
遠藤:私は半分以上が語りなので、わかりやすく伝わってほしいけれども、古典っぽい雰囲気も伝わってほしいですし、紫の上が喋っている形でもあるので、ナレーションでもなく、セリフでもなく、語りでもないような雰囲気を狙っているのかな、と思いながら演じているのでそこは難しいですね。ただ状況を喋っていればいいというわけではなさそうなので。
あとは、紫の上と源氏が会話するシーンでは、いろいろな女性が出ている中の一人なので、その中に埋もれず、源氏が見初めて素敵な女性にしたいと思わせられるように、子供ながらの印象を出せればいいな、と思っています。


■紫の上■

源氏に見初められ、深い寵愛を持って理想の女性として育て上げられる。全てを兼ね備えた非の打ちどころのない女性に育ち、源氏の生涯の伴侶となる。
■遠藤綾■

2月17日生まれ、山形県出身
主な出演作品:
『マクロスF』シェリル・ノーム役
『ネオ アンジェリーク Abyss』アンジェリーク役
『舞―乙HiME O~s,ifr~』レナ・セイヤーズ役
『らき☆すた』高良 みゆき役
他多数

――ご自身の演じられているキャラクターの魅力はどこだと思いますか?

櫻井:女性達の中には光源氏がどういう風に噂されているかを知っていながらも、それでも、という人もいらっしゃるじゃないですか。言葉では言い表せないぐらい魅力的なんでしょうね、特に女性に対しては。彼もそういうものを、生まれつきではないかもしれないですが備えて育ってきたこともあるんでしょうが、頭の中将ぐらいですよ、男性で心を通わせているというのは。彼以外に交流があるのはほとんど女性なので、彼は女性と一緒にいた方が安心できたりするのかもしれないですね。無意識でしょうけれども。
でもそれだけ人をひきつけてやまない、一言や二言では言い表せない神々しさであったりとか、影であったりとか、そういうものがありすぎるんでしょうね。

遠藤:この作品においては、紫の上が源氏のことを語っているのは結構切ないな、と思うんですよね。こんな女の人とこういうことがありました、ということを語っていくので。だから、魅力かどうかはわからないですけれども、精神的に結構太い子だと思います。(笑)

――では、もしも今の時代に光源氏がいたとしたら、遠藤さんは付き合ってみたいと思いますか?

遠藤:興味はあると思います。決して一人に定着しないとわかっていながら引っかかっちゃうわけじゃないですか。じゃあどれだけのものなんだ、と(笑)。
櫻井:どれだけすごいんだ、と。(笑)
遠藤:それに、相手してもらえるかどうかはわからないですけれども、みんなが言う魅力的な人は、どれぐらい本当に魅力的なのかな、というのは気になるところなので、興味はありますね。付き合ってみたいかと言われたら付き合いたくはないですけれども。(笑)

――櫻井さんは友達になってみたいと思いますか?

櫻井:ええ、是非。お近づきになりたいです。その時その時のタイミングもあると思うんですが、人間としての魅力もあると思うんですよ。彼は“いいな”と思った女性に対してはちゃんと向き合うので、天然でいて好かれるというよりも、ちゃんと向き合って男女の関係になって、結果的に不義理になるんだけれども筋は通しているところもあったりしますし。
ぼんやりしている人ではないじゃないですか。すごく敏感でストレスもあるでしょうし、いろいろ足りていない部分も当然あるので、男から見ても「どういう人なんだろうな」という人間としての興味というのは男女ともに、「どうやったらあんなにモテるんだよ」と感じると思いますね。でも、「教えてくれよ」と言われてもたぶん答えられないと思うので、「こうしたらいい」というものがある人ではないと思うので、こういう人っていうのは。なので、「ああ、そういう感じか」というのを勉強してみたいですね。でも、僕がやるとダメなんでしょうけどね。「あれ、おかしいな、源氏はああやっていたんだけどなぁ」「ああ、やっぱり源氏ってすごいんだなぁ」と。

――では、ご自身が光源氏として作品の世界にいたとしたら、たくさんの女性の中で誰を好きになると思いますか?

櫻井:いやまぁ、それぞれの良さがありますからねぇ…(遠藤さんに向かって)今僕悪い顔してますよね?(笑)
やはり、女性がみんな魅力的なんですよね。紫の上はもちろん、葵の上や夕顔も…(六条の)御息所はちょっと怖いですけれども。やっぱり人間として魅力のある人に源氏も惹かれていくんだと思うんですよね。全てを兼ね備えている人が現れたとしたらその人に落ち着くかもしれないんですけれども、でもそうなった途端に源氏の魅力がなくなっちゃうと思うんですよね。だから、みんないい女だぜ、と。(笑)
遠藤:なんだか、男の人が弁解しているみたいになってますよ。(笑)
櫻井:やっぱりね、(光源氏を)やってる以上、シンクロしてくる部分はあるんですよね。
遠藤:でも、言い訳ですよね。
櫻井:じゃあ、夕顔で!あ、でもそれは自分の意見なので、やっぱり藤壺なんでしょうかね?
遠藤:源氏が女の人を好きになる理由が、母に似ていたから、とか、すごくマザコンみたいなところがありますよね。
櫻井:たぶんね、男は根っこがマザコンなんですよ。特殊な例がない限りは。ただ、光源氏はすごく強烈ですね。でも、最初は“似てるから”と言っていたのに途中でわけがわからなくなっちゃうんですよね。
結局、彼の言動を言葉で説明しようとすると「弁解」か「言い訳」などになっちゃうんですよ、どうしても。
なので、頭の中将のような接し方をしてくれる人って源氏にしてみるとすごく話が早いというか「ああ、この人汲んでくれているな」と感じているのではないでしょうか。
遠藤:「みんなに対して100%だ、俺は」みたいなことを言っている気がしますね。
櫻井:そうそう。でも、そこに120%の人が現れてそっちに行ってしまうんですよ。本当に言い方ですよね、これって。

――では最後に、今後の見どころを交えながら、ファンの方々へメッセージをお願いします。

遠藤:最初から男女の駆け引きのようなところはあったんですけれども、後半はもっとどろどろしてきて、女の人の想いはすごいな、と思います。演じている女優さんたちの一言にもものすごく想いが込められていて、ずっしりくるというわけではなくすごく胸にくる感じがします。また、光源氏が誰に対しても平等に愛をもって接しているというのも、最初は“光源氏って浮気っぽい人でしょ?”と思っていたのが、今はそういう感覚が全くなくなっているくらい、光源氏はすべて認めざるを得ないぐらい魅力的です。それは視聴者の方も欠かさず見ていけば分かってくると思うので、見逃さないで見ていただけると嬉しいです。

櫻井:演じていて思ったんですけれども、この時代は男と女の意識の違いがはっきりしていたんじゃないかな、と思うんですよね。当然、気位の高い人たちですし一般の人たちとは違うと思うんですけれども、そういう意味でも今の男性らしさ、女性らしさとは違う感じはするんですが、「あ、千年前でも似たような感じなんだな」と身近に感じる部分と、でもどこか今とは一線を画しているという部分を同時に感じられる男女の物語が「源氏物語」だと思うのでぜひ、今後の参考にしてください。How Toですね(笑)。
単純に見ても面白い作品なので、是非見ていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

――ありがとうございました!

STORY & CHARACTER
第1話~第4話までを振り返る

■藤壺■
帝の側室、源氏の継母
源氏との禁じられた愛に悩む


いづれの御時にか――。平安時代の宮廷に、「光る君」と称され、人々に愛された御子がいた。帝の第二皇子でありながら、臣下として源氏姓を受けた光源氏その人である。源氏9歳の頃、亡き母・桐壷の更衣の面影を持つという藤壺の女御が、帝の新たな妻として後宮に入内する。5歳年上の美しい少女に、源氏は運命を予感する。だが、間もなく源氏は元服することになり、宮中のしきたりによって、藤壺と会うことは叶わなくなってしまう。




■葵の上■
頭の中将の妹で源氏の正妻。
源氏に対して素直になれない


幼い日の恋心は秘められたまま、17歳となった光源氏。気位の高い妻・葵の上と心すれ違う日々の中、葵の兄で親友である頭の中将から、当代一の貴婦人と呼ばれる六条の御息所の噂を聞く。源氏は嵐の中を六条へと向かい、学問の教えを請う。御簾ごしに交わす緊張感あるやりとり、その手ごたえと高貴さに圧倒され、たびたび通うようになる。同じように六条の御息所もまた、我知らず強く源氏に惹かれ、その訪れを待ちわびる……。




■六条の御息所■
教養あふれる貴婦人、源氏を激しく愛す。
優雅で、教養あふれ、気品のある貴婦人の
中の貴婦人として都中の憧れの的。
一方で、源氏との恋は激しい情念へと
変貌していく


光源氏は、六条の御息所との逢瀬を重ねる毎に、その美しさ、情の深さに溺れていく。しかし同時に重くも感じるようになっていた。そんな時、町の白い夕顔の咲く家に住む女性と文を交わしたことから、新しい恋がはじまる。自分の名も明かさず、源氏の名も知りたがらない、ただ逢える事が幸せと言うその女性に源氏は癒され、「夕顔」と呼んで愛しむ。だがそんな幸せも、長くは続かなかった。






■夕顔■
源氏の恋人。
多くを語らず、名前や素性すら明かさない
控えめさが源氏の心に安らぎをもたらす


夕顔を失った光源氏は、心身の病で内裏への出仕も出来なくなる。父・桐壷帝は源氏の長患いを案じ、見舞いを送るよう藤壺の女御に促す。藤壺からの見舞いに付けられていたささやかな手紙に、かつて封印した想いが甦る源氏。ようやく快方の兆しが見えた頃、源氏は北山の寺へ祈祷を受けに行くことに。そこで、藤壺に生き写しの幼い少女に出会い、ますます想い人への心が強くなる。やがて都に戻り、出仕を明日に控えた夜――。


STAFF
原案:紫式部 「源氏物語」
監督・脚本:出﨑 統
シリーズ構成・脚本:金春智子
キャラクターデザイン・総作画監督:杉野昭夫
美術監督:河野次郎
音楽監督:鈴木清司
音楽:S.E.N.S. Project
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント/手塚プロダクション

オープニングテーマ:PUFFY「日和姫」(キューンレコード)
エンディングテーマ:中 孝介「恋」(EPIC レコードジャパン)
関連リンク
『源氏物語千年紀 Genji』公式サイト:http://genji-anime.com/
CAST
光源氏:櫻井孝宏
藤壺の女御:玉川紗己子
紫の上:遠藤綾
葵の上:平田絵里子
六条の御息所:鶴ひろみ
頭の中将:杉田智和
弘徽殿の女御:藤田淑子
桐壷帝:堀内賢雄
ほか

放送情報
毎週木曜日 24:45~フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中!!
※放送時間は変更になる場合がございます
音楽情報
■オープニングテーマは、2 年ぶり2 回目の“ノイタミナ”主題歌となるPUFFY『日和姫』■

【PROFILE】
1996年、奥田民生プロデュースによるシングル「アジアの純真」でデビュー。以降、「これが私の生きる道」、「サーキットの娘」、「渚にまつわるエトセトラ」など、立て続けにミリオン・ヒットを放つ。2004年、アメリカで制作されアニメ・チャンネル“カートゥーン ネットワーク”でオンエアされたPUFFYがモデルのアニメ「ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ」が全米を席捲、この熱は瞬く間に全世界に広がり110カ国以上でオンエアされ、現在も日本を代表する世界のポップ・アイコンとして活躍中。

PUFFY「日和姫」(キューンレコード)
2009年2月25日(水) Release


■エンディングテーマは“ノイタミナ”初の中孝介『恋』■

【PROFILE】
>鹿児島県奄美大島出身、在住。28 歳。2006 年3 月1 日EPIC RECORDS JAPAN よりデビュー。2007 年4 月3rd single「花」 をリリース。2007 年を代表する1 曲となる。アジアでも高い人気を誇り、2007 年には台湾で、2008 年には上海で単独公演を成功させる。2008 年 10 月にリリースしたセカンドアルバム『絆歌』がロングセールスを記録中。今、最も注目を集めている男性ソロシンガーの一人である。
中 孝介『恋』(EPICレコードジャパン)
2009年3月25日(水) Release




PUFFY、中孝介のコメントは下のリンクから!
アニメ『源氏物語千年紀 Genji』放送日時決定&OPにはPUFFY&EDには中孝介に決定!
この世で最も雅なラジオ「ミカドラジヲ」配信中!
『源氏物語千年紀 Genji』の放送を記念して、主人公・光源氏の父である桐壷帝(CV:堀内賢雄)がパーソナリティを務める「ミカドラジヲ」を公式サイト( http://genji-anime.com/ )にて配信中!
「ミカドラジヲ」は、メインパーソナリティの桐壷帝が毎回ゲストを迎え、作品にまつわる恋愛話から、ゲストからの悩み相談に答えるなど幅広いトークを繰り広げるというもの。アニメでは見られない、キャラクターの素顔が垣間見られる内容となっている。

第1回、第2回は主人公の光源氏(CV:櫻井孝宏)とその親友である頭の中将(CV:杉田智和)が、第3回、第4回は紫の上(CV:遠藤 綾)、源氏の正妻 葵の上(CV:平田絵里子)がそれぞれゲストとして登場し、作品に待つわる恋愛話や、悩みを打ち明ける。悩みを解決するのはもちろん、桐壷帝だ。
2月23日現在、最新の第5回には藤壺(CV:玉川紗己子)、六条の御息所(CV:鶴 ひろみ)が登場!第6回以降のゲストは随時公式サイトにて更新されるので注目せよ!

■ DVD発売記念イベント 出張「ミカドラジヲ」開催決定! ■


DVD発売を記念して、好評配信中の「ミカドラジヲ」公開イベントの開催が決定!
これまでにない雅で艶やかなラジオの世界へ、ミカドが皆様をご案内!


「ミカドラジヲ」公開イベント
■場所:秋葉原UDXギャラリー
■日時:2009年5月2日(土) 開演13:00
■出演者:光源氏役:櫻井孝宏さん、桐壷帝役:堀内賢雄さん、頭の中将役:杉田智和さん
■イベント参加資格:
 アニメイト関東近郊15店舗にて、TVアニメ『源氏物語千年紀 Genji』DVD第1巻(発売日:4月28日)を予約いただいた方から先着にて
※店頭ではイベント参加券が配布されます。席順はイベント当日、会場での抽選となります。
※座席抽選はイベント当日12:00~、開場は12:30~になります。
※詳細は『源氏物語千年紀 Genji』公式HPおよびアニメイトHPにてお知らせ致します。

プレゼントコーナー!!!
今回、インタビューに答えてくださった出﨑統監督のサイン入り、『源氏物語千年紀 Genji』のポスターを抽選で1名様にプレゼントします!!


◆募集期間:2008年2月23日(月)~3月20日(金)12:00まで



※応募は終了しました。

(提供:Genji製作委員会様)
※画像はイメージです。実際の賞品にはサインが入っています。


©Genji 製作委員会
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