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インタビュー本好きならば必聴!ドラマCD『今日の早川さん』収録後キャストインタビュー!
[02月17日]
本が大好き!
いっしょに読めばもっと楽しい!


個性豊かな本好きの女の子たちの日常を描く大人気ブログコミック『今日の早川さん』がドラマCD化され、2010年4月24日に発売となる。
SF者の早川さん、ホラーマニアの帆掛さん、純文学読みの岩波さん、ライトノベルファンの富士見さん、レア本好きの国生さん…。本好きが見れば名前を聞いただけでもニヤリとしてしまいそうなキャラクターたちを演じるのは、これまた「本好き」の声優さんたち。

そんな『今日の早川さん』の収録が終わったばかりのスタジオで、お話を伺うことが出来た。


――収録の感想をお聞かせください。

てん子/本の女神役 平野綾さん(以下 平野):この作品では、台本を貰う前にアンケートが来たんですよ。「本に対する思い入れを書いてください」というような設問があって、その答えが生かされたエピソードもあって、「ああ、すごく凝った作品なんだな」と思いました。収録楽しかったです!

岩波文子役 大原さやかさん(以下 大原):最初はみんな手探り感満載でどうなるんだろうと思っていましたが、最後の方はみんなの「仲が良すぎず、でも仲が悪いわけではない」という微妙な距離感が非常に心地よくて、終わってしまうのがとても寂しい収録でした。

早川量子役 池澤春菜さん(以下 池澤):最初に「『今日の早川さん』という作品のお仕事が入るかもしれません」と伺った時に、「これで早川さん(役)じゃなかったら、今まで読んできた青背(の本)たちはなんだったんだろう」と考えたりしたんですが、無事早川さん役でよかったです!死ぬまでSFを読み続けて、早川書房さんには貢献したいと思います!

帆掛 舟役 浅野真澄さん(以下 浅野):すごくディープな世界です。私も本が好きなんですが、わからないところもたくさんあって、逆に興味がわきました。ちょとSFやホラーにも手を出そうかな、と思うくらい面白い作品でした。

富士見延流役 広橋涼さん(以下 広橋):台本を読んでいる時も思いましたが、音声で聞くと、けっこう身につまされる話が多くて(笑)、テストの時も笑ってしまうぐらい、楽しいようなちょっと切ないような気分になりました。

国生寛子役 沢城みゆきさん(以下 沢城):どうもこの作品には本好きがキャスティングされているらしい、という噂を耳にして、「私、言うほど本を読まないのに「趣味:読書」とか書いちゃまずかったかな」(笑)とビビりながらの収録でした。今回のCDには私たちの本に対するアンケートの結果が反映された内容もあるので、誰のエピソードなのか思い浮かべながら聞いてもらえると楽しいと思います。池澤さん家にはパトカーが来そうだな、と思いました(笑)。


――演じたキャラクターの役柄や演じた感想をお聞かせください。

平野:本の女神様は原作にない、ナレーション役でした。どういう風に役作りをしようか、と手探りしながら演じていました。てん子に関しては、いきなり出てきていきなり馴染んでいる、という変わったキャラクターだったので、演じていて奥が深い、面白い役でした。

大原:岩波さんは純文学読みということで、純文学を知らないと演じられないんじゃないか、と不安だったんですが、そういうわけでもなく、読むジャンルが純文学で、みんなよりすこし年上で、体も胸もみんなより全然大きくて(笑)、圧迫感のある存在です。時には上から目線できついことも言うけれど、時にはお母さんのような包容力も見せるキャラでした。

池澤:原作を読んでいて、あまりの「あるある」感と、そしてあまりの自分の中にあるSFやリストとの合致の仕方に、ついつい夢中になって全部読んだ後、「さて、どうやって私は早川さんを演じればいいんだろう」と悩みました。収録当日にみなさんと合わせるまで、どうしていいのかわからなかったんですが、最後まで演じきったところで、「あ、そのまんまの私が早川さんだったんだ」ということにようやく気づきました(笑)。適役だったと思います。

浅野:帆掛さんはホラーが大好きで、このメンバーの中では唯一モテる、しかも猫をかぶる時もある、という感じだったんですが、ドラマCDの中では仲間と一緒にいて打ち解けたり心をひらいているシーンが多かったです。個人的にホラーはあまり読まない方なんですが、本が好きな同性の友達と本屋に行ったり本の話をしたり、という楽しさは自分も経験してきたことなので、それを思い出しながら演じました。遠すぎず近すぎず、という距離感が出せていればいいな、と思います。

広橋:延流さんは高校生で小さくて、割と萌えキャラ寄りという感じだったらしいんですが、そこをあまり意識しないで演じていました。思春期の女の子がこんな濃いお姉さんたちと一緒で、本の女神様が「先が心配です」と言っていた、そのままの気持ちを演じ終えた後に感じました。
ああ、この子、この先大丈夫なのかな」と思いながら、岩波さんのようにまっとうな方に育っていけばいいな、と思いました。

沢城:寛子は性格的には変わった子なんでしょうけれど、演じてみて思うのは、「結局うまく生きていけてしまうポジションにいる子」なのかな、と。あれだけ“レア本と自分”という世界で生きているにも関わらず、なんとなくちゃんと友達の中にいて……。
池澤:友達とは思ってなかったりして……(笑)。
沢城:本人はね(笑)。悪気はなくそうなんだろうと思うんですが、この先もなんとなく彼氏が出来て、なんとなく結婚して、でも“レア本と自分”という関係は続き……みたいに、なんとなく楽しく生きていけちゃうラッキーな位置に居るのかな、と思いました。

――収録中は笑いが絶えない現場だったようですが、お気に入りのシーンは?

平野:自分たちのエピソードが盛り込まれているだけあって、「ああ、こんな経験あった!」みたいなエピソードばかりだったので……でも、一番印象的だったのはパトカーが来ちゃったところでしょうか。
池澤:ううっ!
平野:あとは、地下室が書庫だ、というシーンが凄いなぁ、と。
池澤:もっぱら私じゃないですか!(笑)
平野:私も書庫を持つのが夢なので、実際にそんなことをやっている方がいらっしゃるんだ、しかもこんな身近に……と感じました。

大原:どなたのエピソードかは存じませんが、「机が飛んできた」というところでしょうかね。初めて教室の大乱闘に気がついた、というその集中力に、やっぱり本好きなんだなぁ、と思いました。
でもやっぱり、本が好きな人は電車で(本を)読んでいたら乗り過ごしちゃったりとか、同じものをついつい重ねて買っちゃリとか…みんなおんなじなんだな、と同志愛を感じられたのが嬉しかったです。

池澤:思い返してみると、早川さんはなんだかずっと泣いているような気がします(笑)。猫をかぶるのがうまいステキな帆掛さん、勝ち組になった岩波さん、そんなに将来問題視されなさそうな延流ちゃん、そして最後の最後で私を裏切った寛子さん……いまだに早川さんだけに春がこないことが不安ではありますが…私も「今後一生SFを読まなかったら彼ができるよ」って言われたら「じゃあ、いりません」って言いそうです(笑)。いつかは早川さんに春がくるといいなぁ、と思います。あと、個人的には「いやいや!」が言いたかったな!

浅野:吹き出しそうになったのは、岩波さんが破水したフリをする、というシーンで。その嘘はダメだろ、と思いながらも岩波さんっぽいというか、距離が近い感じのするシーンがすごく好きで、早川さんも帆掛さんも「やられた~。結局この人相手だといつもこんな感じだ」という雰囲気がすごく楽しかったです。

広橋:私は一番最後の早川さんに対する訴えがいいなぁ、と思いました。その内容はもう是非聴いて欲しいです。
池澤:まずはアンケートで訴えてください。
広橋:本好きにも色々な訴えがあるんだな、いきなり色々と変わるとてんてこまいになるんだな、というその訴えが胸に響きました。私も自分が買っている本が急に変わったら「なんで変えちゃったんだろうなぁ」と思うでしょうし、すごく身につまされて胸にきましたね。

沢城:同じく「春菜さんと5mm」というところが心に残るシーンですね。役を飛び越えて「主張したいことがある!」という叫びは久しぶりに見たなぁ、という位の勢いでした(苦笑)。


――最後に、ファンの皆様にメッセージをいただければと思います。

平野:自分もすごく本が好きで、読んでいる方だと思っていたんですが、まだひよっこだったなぁ、と収録中に何度も思いました。ちょっと自信があるなぁ、という方には是非聴いていただいて、自分の本好き度を試していただきたいと思います。

大原:本当に「本好きにも上には上がいるな」ということを実感出来た収録で、私たちもとても勉強になりました。私たちが好きで読んでいるジャンルがいかに狭いか、ということがわかったので、今後他のジャンルにもチャレンジしてみたいと思いました。みなさんもそう感じていただけるのではないでしょうか。
あと、特典として、私たちが読み上げた「早川さんかるた」がついているそうですので、そちらの方もよろしくお願いします。本好きの叫びを堪能してください!

池澤:本を好きな方だったら誰もがにやりとしてしまうネタが色々なところにちりばめられています。個人的には「衣・食・住・本」とあったら、削っていく順番は「衣」「住」…「食」もまぁまぁ削れますが、でも「本」は削れないな、と思っています。できればその「本」のあとぐらいに「このCDを買う」を入れていただいて、「本・CD・食・住・衣」くらいのペースになっていただけると嬉しいです。本は大事です!

浅野:読書が好きな人もそうじゃない人も、このCD情報を聴いたら、「あ、そんなに面白いんだ。じゃあ手にとってみようかな」みたいに思うきっかけになれる気がします。色々な人に聴いてもらいたいと思います。

広橋:本当に身につまされる話がいっぱい入っていて、本好きな人は「わかるわかる」、そうではない人は「あ、クラスにこういうやついたよね」と違う目線で楽しめるのではないかと思います。身につまされる感じをゾクゾクと味わっていただきながら聴いてもらえると嬉しく思います。

沢城:アンケートで「一番好きな本は何ですか?」という質問があったんですが、私は「シェイクスピアが一番好きです」と書いたんですね。三島由紀夫の小説は苦手なんですが戯曲は好きで、この「戯曲好き」がどのジャンルに入るのかが知りたいんですよ。戯曲好きの方がいらっしゃいましたらご一報ください(笑)。

――ありがとうございました!

【CD情報】
ドラマCD『今日の早川さん』
発売予定日:2010年4月24日
価格:3,150円(税込)
収録時間:約60分(予定)

【CAST】
早川さん:池澤春菜
帆掛さん:浅野真澄
岩波さん:大原さやか
富士見さん:広橋涼
国生さん:沢城みゆき
与田さん:丸山詠二
てん子:平野綾


『今日の早川さん』ドラマCD販売サイト
http://www.chara-ani.com/details.asp?prdid=C10200016
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