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【EVENT】「ルパン三世」はコードネームだった!? 40周年記念OVA『ルパン三世 GREEN VS RED』トークイベント。 [10月23日]
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去る10月21日(日)、東京アニメセンター・アキバ3Dシアターにて、「ルパン三世 40th Anniversary 新作OVA」トークイベントが行われ、今回タイトルが初めて発表された新作OVA『ルパン三世 GREEN VS RED』の監督である宮繁之氏と同作品のプロデューサー、トムス・エンタテイメントの浄園祐氏が新作についての意気込みを語った。

▲左:宮繁之監督
右:浄園祐プロデューサー
2001年にTVスペシャル『アルカトラズコネクション』で監督を務め、初のOVAという形式に挑む宮監督は、「『ルパン三世』が本来持っているキャラクターの魅力を減らすよりは、その時代にルパンに携わる人たちが感じることや「こういうものが面白いのではないか」ということを素直に表現することが、ルパン三世の人生の一部を紡ぐ立場としては一番正しいのではないかと思った」と語る。金曜ロードショーの枠でエンターテイメントの塊として作る作品とは別のドラマを作る、ということが、今回のOVAに込められた想いのようだ。
また、浄園プロデューサーは東京ムービー入社の96年からルパンシリーズに関わってきたそうで、今回のOVA『GREEN VS RED』で始めてプロデューサーを務める。ルパンに対して持っているイメージは見ている人により違うそうで、「今回のOVAは70分という、話を詰め込んだ上で間延びしなくて最後までスカッと見れるようにした」とのこと。
通常TVスペシャルでは誰が見ても『ルパン』でなくてはいけない、という制約があるが、今回のOVAは『GREEN VS RED』というタイトルからして、既に過去の作品を見ている人をターゲットにしている。この点については、企画の時点でファンの中で大きく層が分かれている「緑のルパン」(第1シリーズ)と「赤のルパン」(第2シリーズ)のストーリーとして30分ずつ製作することを考えていたが、そこで宮監督が「緑(ルパン)と赤(ルパン)を対決させたい」と案を出し、劇中でルパン同士が対決する、というストーリーになったそうだ。
そして、ストーリーは「色々なルパンの顔を輩出しており、声優も3人いる。そう考えた時、ルパン三世はコードネームではないかと思った。一人のルパン三世という人生があるのではなく、TVシリーズ、劇場版、OVAなどの全てのシリーズで語られたさまざまな人生が組み合わさったものがルパンなのではないか」(宮監督)とのことで、いわゆる冒険的なストーリーに挑戦した形になっている。
また、舞台は現代の東京。となればタイムマシンのようなものは出てこないが、そこでなぜルパン同士が対決するのか、という質問に対し、監督が「ルパンは300人ぐらい出てくる」と答える。これまで作られた全てのシリーズに登場したルパンたちはその全てが別人であり、本物であるという新たな設定を組み込んでいる。「万引きをしてしまったルパンを叱るために全世界のルパンが中野に集結して問い詰めるシーンがある」という監督の説明の前に、観客は笑いながらも驚きの色を隠せないようだった。
その後、特報映像として約4分の予告編が上映され、その内容についても語られた。
映像の最初に登場する人物の主人公・康雄は20代後半で有希子という彼女もいる、いわばどこにでもいる青年で、ルパンに挑戦する男、となるそうだ。ルパンのスタイリッシュなスタイルを守るための苦労は本人に語らせるべきではなく、その部分を見せるための主人公となるようだ。また、対比させることでルパンの実力を見せ付けることも出来る、という狙いもある。「ルパンは何をやっても死なないキャラクターなので、彼が楽しめるのは自分の名前を賭けて戦う時ぐらいなのではないか、と思った」と監督が言うとおり、新たなルパン像を生み出そうとしているのは間違いないようだ。
また、東京の風景写真と、それを元にして作り上げた背景画も公開され、その完成度の高さに、クオリティの高い作品を目指していることが窺えた。
最後に行われた質疑応答の中で、原作上の設定に対する追求や新たなTVシリーズ(第4シリーズ)やスピンオフ作品の製作を希望する声が上がったり、TVスペシャルの内容への厳しい指摘があったりと、根強いファンが集ったトークイベント。新作OVAではサブキャラクターとして作品内に出演できるというキャンペーンを展開予定だそうで、発売予定となっている来年春が待ち遠しくなりそうだ。
【関連リンク】
ルパンネットワーク
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