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本質的な恋愛とは?『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』トークショーレポート! [08月22日]
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現在絶賛公開中、押井守監督最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』のトークショーが、8月20日、21日の2日間、新宿バルト9と池袋シネマサンシャインにて行われた。
このうち、8月20日に新宿バルト9で行われたトークショーでは脚本の伊藤ちひろさん、脚本監修の行定勲さんが出演し、本作における“恋愛”について語った。
押井監督からオファーがあったときの印象について、行定さんは「押井監督の映画は常に恋愛映画だと僕は思って見ていた」と語りながらも、『スカイ・クロラ』でやりたいものが『イノセンス』や『機動警察パトレイバー2 The Movie』における、好きとか嫌いとかを超えたところで、分かり合ってるその二人の距離を描くストイックな映画とは違うものをやりたい、ということを感じていたそうだ。
また、伊藤さんは「結構原作がすごくハッキリ全てのことを言ってるわけじゃないので、それをクリアにしていって、押井さんが私に望んでくれている脚本の世界観を探りながら台本を書き上げた」と語った。特に最初の構成で苦労したようだ。
『スカイ・クロラ』で描かれる恋愛について、行定さんは「人と人とが惹かれあうってことの中で、それをカテゴライズするのが恋愛ということになってしまってるんですけど。押井さんは多分そういうことじゃない」と、押井監督の考える本質的な恋愛について語った。「本気で恋愛したらきっと2度と会わない」「フレンドリーな形で、いい具合に関係性を保っているのは、人と人とが関わってないっていう状態」など、今の恋愛に多そうな形を例に挙げながら、「振り回して傷つけていてるのに、それでも好きだと言ってしまっている相手を受け入れる強さが恋愛なんじゃないか、と押井さんは考えたのでは」と、これまでの押井作品で描かれてきたストイックな恋愛を内向的に描きたかったのではないかと、結論付けた。
伊藤さんは「一番軸になるのは綺麗な感情ではなく、情熱がわきあがったり人生とリンクしたりする恋愛の形を描いた方がいいだろう」と、単純に夢の中の世界のようなラブストーリーを描いた作品ではないことを強調した。
押井監督は今回の映画で特に「人と関わることを恐れるな。草薙水素と函南優一のように人と関わることによって、本質的な意味での人生は始まらない」と言っているという。それは、若い人たちへのメッセージなのだ。
トークショーの最後には、観客からの質問に行定さんと伊藤さんが答える、という場面もあった。原作と映画との違いなどの鋭い質問もあり、ファンがこの作品に対して熱い思いを持っている様子だった。
【映画情報】
映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
全国ロードショー公開中!
【STAFF】
日本テレビ プロダクション I.G 提携作品
原作:森 博嗣「スカイ・クロラ」シリーズ(中央公論新社刊)
脚本:伊藤ちひろ
音楽:川井憲次
製作プロデューサー:奥田誠治/石川光久
プロデューサー:石井朋彦
監督:押井守
演出:西久保利彦
キャラクターデザイナー・作画監督:西尾鉄也
メカニックデザイナー:竹内敦志
美術監督:永井一男
美術設定:渡部隆
色彩設定:遊佐久美子
ビジュアルエフェクツ:江面久
CGIスーパーバイザー:林弘幸
CGI制作:POLYGON PICTURES
ラインプロデューサー:川口徹
制作:プロダクション I.G
製作:「スカイ・クロラ」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
【CAST】
草薙水素:菊地凛子
函南優一:加瀬亮
土岐野尚文:谷原章介
三ツ矢碧:栗山千明
草薙瑞希:山口愛
湯田川亜伊豆・合原:平川大輔
篠田虚雪:竹若拓磨
山極麦朗:麦人
本田:大塚芳忠
フーコ:安藤麻吹
クスミ:兵藤まこ
笹倉の犬:Lucy and Pericles
バスガイド:西尾由佳理
ユリ:ひし美ゆり子
マスター:竹中直人
ほか
【関連リンク】
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』公式サイト:http://sky.crawlers.jp/
© 2008 森 博嗣/「スカイ・クロラ」製作委員会 |
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